認定薬剤師の研修プロバイダーとは?|役割と一覧、単位取得の進め方を解説
2026.06.09

「認定薬剤師の資格を取ろう」と調べ始めたものの、プロバイダーという言葉が何度も出てきて戸惑っている薬剤師の方もいるのではないでしょうか。
なじみのない用語が出てくると、最初に何をすればいいのかわからなくなり、手が止まってしまうものです。
この記事では、プロバイダーの役割や一覧、そして単位取得から認定申請までの基本的な流れをわかりやすく解説します。全体像をつかんで、資格取得への第一歩を踏み出しましょう。
目次
プロバイダー(認定薬剤師認証研修機関)とは
プロバイダーとは、薬剤師の生涯学習をサポートするために、薬剤師認定制度認証機構(CPC)から認証された認定薬剤師認証研修機関のことです。
主な役割は、薬剤師向けの研修プログラムを企画・実施し、受講者に認定に必要な単位を発行することです。プロバイダーは、学習を進めて単位を集めるための「学校」のような存在といえます。日々更新される医療知識や新薬の情報を学び、最適な医療を提供するためにも、自己研鑽を積む薬剤師にとって欠かせない学習の拠点です。
また、生涯研修を行うプロバイダーはG区分として分類され、それぞれに固有の認証コードが割り振られています(例えば、薬学ゼミナール生涯学習センターなら「G13」)。
なお、認定薬剤師という言葉はさまざまな認定制度の総称です。この記事では、取得を目指す方が多いG区分(生涯研修認定制度)の研修認定薬剤師に的を絞って解説を進めていきます。
認定薬剤師の研修プロバイダー一覧
研修認定薬剤師を目指すにあたり、「どんなプロバイダーがあるのか?」を知っておくことは大切です。
ここでは、薬剤師認定制度認証機構(CPC)に認証されているG区分(生涯研修認定制度)のプロバイダーを一覧でご紹介します。自分がどこで学習を進めるか、イメージをつかむための参考にしてください。
G区分(生涯研修認定制度)のプロバイダー一覧
CPCの公式情報をもとに、G区分(生涯研修認定制度)として認証されているプロバイダーを認証コード順にまとめました。大学の薬学部から各都道府県の薬剤師会、その他の育成機構まで、さまざまな機関がプロバイダーとして活動しています。
【G区分(生涯研修認定制度)のプロバイダー一覧】
| 認証コード | 機関名 |
| G01 | 日本薬剤師研修センター |
| G02 | 東邦大学薬学部 |
| G03 | 薬剤師あゆみの会 |
| G04 | 慶應義塾大学薬学部 |
| G05 | イオン・ファーマシー人材研修機構 |
| G06 | 明治薬科大学 |
| G07 | 神戸薬科大学 |
| G08 | 石川県薬剤師会 |
| G09 | 新潟薬科大学 |
| G10 | 北海道科学大学薬学部 |
| G11 | 星薬科大学 |
| G12 | 昭薬同窓会・平成塾 |
| G13 | 薬学ゼミナール 生涯学習センター |
| G14 | 北海道医療大学 |
| G15 | 埼玉県薬剤師生涯研修センター |
| G16 | 日本女性薬剤師会 |
| G17 | 日本大学薬学部 |
| G18 | 薬局共創未来人財育成機構 薬剤師生涯研修センター |
| G19 | 昭和医科大学薬学部 |
| G20 | ソーシャルユニバーシティ薬剤師生涯学習センター |
| G21 | 神奈川県薬剤師会 |
| G22 | 近畿国立病院薬剤師会 |
| G23 | 上田薬剤師会 |
| G24 | 京都薬科大学 |
| G25 | 日本薬剤師会 |
| G26 | 東京都薬剤師会 |
| G27 | 大阪医科薬科大学薬学部 |
| G28 | 一般社団法人大阪府薬剤師会 |
なお、認証されているプロバイダーは追加されたり、変更されたりする場合があります。最新情報については、以下のCPC公式サイトにてご確認ください。
ちなみに、本サイトを運営している「ためとこ」は上の表に記載されている認証コード「G13(一般社団法人 薬学ゼミナール生涯学習センター)」の生涯研修認定制度に対応しています。
「ためとこ」を通じて研修を受講することで、G13プロバイダーが発行する正式な単位を取得することが可能です。初めて研修認定薬剤師を目指す方にとっても、安心して学習を進められる環境が整っています。
プロバイダーをまたいだ単位の取り扱い
たくさんのプロバイダーがあると、「どこにしよう?」「最初は1つ絞らないといけないのかな?」と不安に思うかもしれません。結論として、CPCに認証されたプロバイダーが発行する単位は原則として互換性があり、複数の機関で取得した単位を合算して申請することが可能です。
ただし、ここで1つ重要な注意点があります。近年、日本薬剤師研修センター(G01)をはじめとする多くのプロバイダーでは、他機関の単位を合算する際のルールが厳格化される傾向にあります。
たとえば、申請するとき、「申請先のプロバイダーで取得した単位が、全体の半数以上を占めていること」といった条件が設けられているケースが一般的です。つまり、さまざまなプロバイダーの研修を柔軟に受講できる一方、単位をバラバラに集めすぎると、申請先を決められず「どこにも申請できない」事態になりかねません。早めに申請先のプロバイダーを決め、そのルールを確認しながら単位を集めることが、資格取得のポイントです。
プロバイダーで単位を取得する基本的な流れ
プロバイダーの役割がわかったところで、実際に研修認定薬剤師の資格を取得するまでの具体的な手順を見ていきましょう。
単位の取得から認定申請までの流れは、大きく分けて4つのステップで進んでいきます。これから学習を始める方は、まず全体像を把握しておくことがスムーズな資格取得のコツです。
ステップ1.プロバイダーで研修を受講する
まず、プロバイダーが提供する研修プログラムを受講します。研修の形式はさまざまで、以下のようなものがあります。
- 集合研修:会場に足を運んで受講する
- eラーニング:スマートフォンやパソコンで受講する
- 自己研修:自ら課題に取り組み学ぶ
先ほどもお伝えした通り、複数のプロバイダーを併用して受講することが可能です。自分のライフスタイルや学びたいテーマに合わせて選びましょう。
とくに調剤薬局などで日々忙しく働く薬剤師の方には、通勤時間や休憩中などのスキマ時間を自分のペースで活用できるeラーニングが人気を集めています。
ステップ2.受講証明として単位を取得する
研修を最後まで受講し終えると、学習したことの証明として単位が付与される仕組みになっています。研修の受講時間や内容によって、もらえる単位数は異なります。
eラーニングの場合は、講義動画の視聴後に確認テストに合格することで単位が発行されるケースが一般的です。日々の業務の合間を縫って、コツコツと単位を積み重ねていきましょう。
ステップ3.単位を管理する
取得した単位は、認定申請のときまで大切に保管・管理する必要があります。一般的な管理方法としては、研修会場で配布される単位シールを研修手帳に貼り付けて、紙で保管する方法や、各プロバイダーが独自に提供しているWeb上の管理システムを利用する方法などがあります。
ただし、管理方法が異なるプロバイダーを併用した場合、シールとWebのデータが混在するなど、単位の管理がやや煩雑になりがちなので注意が必要です。
ステップ4.必要単位数に達したら申請プロバイダーへ認定申請する
研修認定薬剤師の要件を満たす単位数が貯まったら、申請先のプロバイダーに認定申請します。申請先によっては、「自プロバイダーの単位を〇〇単位以上取得していること」などの条件が設けられています。あらかじめ条件を確認し、規定の単位数に達した時点で申請しましょう。
無事に認定申請が承認されて研修認定薬剤師となることは、かかりつけ薬剤師の要件を満たすことや、地域支援・医薬品供給対応体制加算の算定など、薬局でのキャリアアップにも直結します。ご自身の信頼向上にもつながるため、計画的に進めていきましょう。
単位取得と申請をシンプルに進めるなら「ためとこ」
研修認定薬剤師を目指す上で、「バラバラになった単位の管理が面倒そう」「申請手続きが複雑そう」と感じる方も多いのではないでしょうか。
G13の薬学ゼミナール生涯学習センターでは、講座受講・単位管理・認定申請が1つのアプリ「ためとこ」で完結します。他プロバイダーで取得した単位もアプリ内で管理でき、料金プランの選択肢もあるため、ご自身のペースで進められます。
一般社団法人 薬学ゼミナール生涯学習センター(G13)の公式サイトは、以下から確認できます。「ためとこ」で取得した単位の申請先となるプロバイダーの公式サイトです。
受講・単位管理・認定申請が1つのアプリで完結する
ステップ3や4で触れたように、複数のプロバイダーで取得した単位をシールやシステムでバラバラに管理し、いざ申請するとなると、さまざまな手間がかかってしまいます。
そうした管理・申請の手間の煩雑さを解決する手段の一つとして「ためとこ」があります。「ためとこ」は、専用アプリ上でeラーニングを受講でき、取得した単位はそのままアプリ内に記録される仕組みです。さらに、必要単位数が貯まったあとの認定申請もアプリ上からスムーズに行うことが可能です。
「ためとこ」サイトは下記からご覧いただけます。
「ためとこ」の受講の流れは以下から確認できます。
他プロバイダーの単位もまとめて管理できる
「ためとこ」の大きな魅力は、自社(G13)の研修で取得した単位だけでなく、他のプロバイダーで取得した単位もアプリ内で一元管理できる利便性にあります。
集合研修でもらってきた単位シールや、他所で得た単位も、「ためとこ」アプリに登録して一緒に管理することが可能です。
これにより、「どのプロバイダーで何単位取ったか」がスマートフォン1つでいつでも確認できるようになります。
自身のペースに合わせた料金プランが選べる
「ためとこ」には5つの料金プランがあり、自分のペースに合わせて無理なく受講できるのが特徴です。
例えば、「毎月少しずつ、コツコツと単位を貯めていきたい」というコツコツ型の方には、月額990円の「月額プラン」がおすすめです。
一方、「ためとこ」だけで新規申請を考えている方やしっかりとまとまった単位が必要な方には、ためとこオリジナルコンテンツの40単位分がセットになった「40単位パック」(19,800円)などが用意されています。
「ためとこ」の料金プランは、以下からご覧いただけます。
まとめ
プロバイダーとは、CPCに認証された認定薬剤師認証研修機関のことであり、研修プログラムを企画・実施して単位を発行する役割を持っています。各プロバイダーが発行する単位には互換性があり、合算して申請することが可能です。
初めての資格取得は専門用語も多く、最初はハードルが高く感じるかもしれません。しかし、自分に合った研修機関と便利なツールを選ぶことで、日々の業務と両立しながら無理なくスキルアップを目指せます。
これから研修認定薬剤師を目指す方は、単位取得から申請までの管理負担を減らすため、「ためとこ」の活用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。