認定薬剤師とは|資格の概要・取得の流れ・メリットまで徹底解説
2026.01.05

薬剤師として日々学び続けたいと思ったとき、最初のステップとして選ばれることが多いのが「研修認定薬剤師」です。病院や薬局などの現場で信頼性を高めるだけでなく、かかりつけ薬剤師としての役割を果たすうえでもメリットのある制度です。
この記事では、研修認定薬剤師の基本、取得の流れなどを分かりやすくまとめています。
目次
研修認定薬剤師とはどんな資格なのか
研修認定薬剤師は、公益社団法人日本薬剤師研修センター(JPEC)が提供している資格で、継続的に自己研鑽を行っている薬剤師であることを示すものです。
- 一定の研修単位を取得することで認定される
- 3年ごとに更新が必要
- 勉強のジャンルは幅広く、日常業務とも直結しやすい
「医療従事者として学び続けている」ことが可視化できる資格というポジションです。
研修認定薬剤師になるメリット
研修認定薬剤師は、単なる肩書きにとどまりません。
現場でメリットを発揮する特徴があります。
かかりつけ薬剤師としての信頼につながる
患者さんから見れば「学び続けている薬剤師」という安心感につながります。
医療チームの一員として役割が明確になる
最新の知識に基づいて提案できるため、医師・看護師との連携にも活かせます。
キャリア形成の土台になる
採用・転職・昇進の場面で評価される指標のひとつです。専門薬剤師や管理薬剤師を目指す際のステップにもなります。
他の薬剤師との差別化ができる
同じ業務をしていても、研修認定薬剤師の資格があれば、それだけの知識を持っている証となります。患者さんや医療従事者からの信頼につながりやすくなるため、取得していない薬剤師と差別化が図れるでしょう。
収入アップにつながる可能性がある
調剤薬局では、研修認定薬剤師取得者を優遇するケースも見られます。特に「かかりつけ薬剤師指導料」に関連し、資格を持っている薬剤師の価値が高まるため、昇給や手当の対象になる可能性があります。
資格取得までの流れ
研修認定薬剤師の資格を取得するには、以下のステップを踏むのが基本です。
1. 研修単位を集める
認定の種類によって求められる単位数は異なりますが、一般的には30単位(3年で)が目安です。研修は eラーニング、オンラインセミナー、学会参加などさまざまな形で取得できます。
2. 研修記録を整理する
受講証明書や単位記録をまとめ、申請時に提出できる状態にします。
最近はオンラインシステムで一括管理できるようになっており、紙の提出が不要になるケースもあります。
3. 申請書類を提出する
申請先(日本薬剤師研修センターなど)に書類を提出すると、審査が行われます。申請方法はオンライン申請が主流で、手続きの手間は年々減ってきています。
4. 認定証が発行される
審査に通ると認定証が届きます。その後は更新に向けて同様に研修単位を管理していきます。
資格取得はキャリアを広げたいならおすすめ
研修認定薬剤師は、持っていないと困る資格ではありません。
しかし、今後の働き方やキャリアの可能性を考える人にとっては、メリットが大きな資格です。例えば、薬剤師としてより踏み込んだ役割を担いたい、在宅医療やチーム医療に関わりたい、最新の薬物療法を学び続けたい、転職時に強みを作りたい、こうした方に適しています。
一方、業務にとくに変化を求めない場合は、無理に取得する必要はありません。
研修単位と聞くとハードルが高く感じますが、実際は工夫次第で無理なく進められます。eラーニングの活用、月1回程度の研修参加など、日常の延長で単位を積み上げることができます。隙間時間に動画視聴するなど、時間に制約がある薬剤師でも継続しやすい仕組みです。
医療現場では今、薬剤師に薬の受け渡しだけでなく、治療の質に関わる専門性が求められています。研修認定薬剤師は、こうした流れに対応するための「基盤となる資格」です。これからの時代に求められる役割を考えると、取得する価値は十分と言えるでしょう。
おすすめの学習方法はこちらを参考にしてください。
まとめ
研修認定薬剤師は専門性を示す資格であり、かかりつけ薬剤師制度や転職時の評価にも役立つキャリア要素です。更新には3年間で30単位が必要ですが、オンライン研修が普及した現在は、働きながらでも十分取得できます。
重要なのは期限直前に慌てないことです。普段から単位管理を進めておけば負担は大きくありません。学び続ける姿勢そのものが信頼につながる資格なので、自身のキャリアを整えたい薬剤師に向いています。
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