コラム

薬剤師あるある10選|共感必至!職業ならではのクセや日常シーン

薬剤師として働いていると、「自分だけじゃなかった!」と思うような瞬間がたくさんあります。

この記事では、現役薬剤師なら思わずうなずいてしまう「あるある」を10個ピックアップしました。日々の忙しさの中にある、ちょっと笑える共感エピソードを紹介します。

①自分の薬はコーヒーやジュースで飲みがち

患者さんには「必ずお水で飲んでください」と説明しつつ、自分の時はつい身近な飲み物で飲みがちです。

例えば調剤中、手元にあるペットボトルやマグカップで薬を流し込む姿も。それは薬剤師ならではの「つい」です。忙しい現場では、完璧を期すよりも手が動いたほうに流れてしまうこともあり、後で「やっぱり水だったな」と反省するのもまた定番です。

②患者さん以外にも「お大事に」と言ってしまう

薬局でならまだしも、美容院やコンビニのレジでもつい「お大事に」と言ってしまう。友人との会話の別れ際、無意識に出てしまうこの言葉は、薬剤師の口癖ともいえます。相手は驚くかもしれませんが、自分では止められず「やっぱり職業病だな」と苦笑いするケースも多いです。

③新人薬剤師は一度は出血する

一包化システムを扱うとき、PTPシートで指を切る。これは新人薬剤師の通過儀礼とも言われています。薬を取り出すためにシートを力任せに押してしまい、「痛っ!」となる瞬間です。絆創膏を貼りながら「これも成長の証だ」と思いながら仕事を続ける姿も少なくありません。

④他人が飲んでいる薬の名前が気になる

電車やカフェで見かけた薬袋。商品名が丸見えだと職業スイッチが勝手に入ってしまいます。「これは抗血小板薬?それとも降圧薬?」と勝手に想像してしまいがちです。完全に職業病ですが、薬剤師仲間の間では「あれ、わかるわかる」と呼応する瞬間でもあります。

⑤ほとんど来ない患者の薬を処分すると、その日に限って来る

「もうこの患者さん来ないかも」と在庫処分した直後、その患者さんが訪れる、というのは薬局あるあるの上位常連です。経営的に在庫を減らしたい時こそ、なぜか来局されるというジンクス。調剤チェーン関係者の体験談でも、「在庫整理したら翌日来た」が語り草となっています。

⑥閉店間際に限ってトラブルが起こる

「もう片づけに入ろうかな」という時に限って、長引く処方箋、高齢患者の説明、薬の変更問い合わせなど。薬局で「あと10分で閉めます!」と宣言した直後に来局される確率の高さは、薬剤師経験者なら苦笑せずにはいられない現象です。ストレス因子としてもよく挙げられています。

⑦プライベートでも薬局を探してしまう

休日に街中を歩いていても、つい「ここ調剤併設かな?」「この店舗の薬剤師は働きやすそうかも」と観察してしまいがち。行く先々で、薬局が目に付くのは職業柄です。

⑧医療ドラマでは薬剤師役を探す

医師・看護師役の俳優には目が行くけれど、「薬剤師役」はどこに?と探してしまうのも薬剤師あるある。登場すると「おっ、薬剤師が出てる!」とテンション上がる瞬間が、ドラマ視聴の楽しみになっています。

⑨胸ポケットがないのに、無意識に手が伸びる

白衣の胸ポケットにボールペン・はさみ・輪ゴム、そんな習慣が抜けず、私服でも手が胸ポケットに伸びることがしばしば。ペンも何もないのに手を入れた瞬間、「あ、違った…」と気づく瞬間の切なさです。

⑩誤った健康情報を聞くと訂正したくなる

SNSや雑談の中で「この健康法すごくない?」と話題になると、薬剤師なら反射的に「それ、ちょっと待って」と思ってしまう瞬間があります。口に出さずとも内心で添削完了してしまうのも、薬剤師ならではの反応です。

医療・薬学系のコラムでは「あるあるが重なったときのつらさと対処法」も紹介されており、自己認識としても重要です。

おまけ|薬剤師の仕事は真剣だけど、日常はちょっとユーモラス

薬剤師の仕事は、命や健康に直結する真剣なものであり、その分だけ重さも負担もあります。しかしだからこそ、日常の「あるある」が少し息抜きになるのかもしれません。

職場のちょっとしたハプニングや無意識のクセが共有できると、「自分だけじゃない」と安心できる瞬間が生まれます。また、こうした「あるある」を笑いに変えられる環境を持つことが、長く働き続けるうえで大切であると、複数の記事でも指摘されています。

まさに、責任ある仕事をこなしつつも「ちょっと肩の力を抜いて」日常を楽しむ。薬剤師としてのキャリアは、その余白を持てるかどうかにも関わると感じます。

今日も「お大事に」と笑顔で。薬剤師の皆さん、お疲れさまです。

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